吸い玉療法は誰でもできる?資格は必要ない?
日本吸い玉協会 きくち式カッピング 認定初級講座までちょうど1ヵ月となりました。
ほぼ毎日電話やメールにてお問い合わせいただいております。
大した告知打ってるわけでもないのに、それだけ注目されているということですね。
ありがたいです。
今日はカッピングのメーカー医工さんからメーカーさんの会員向けにこの認定講座の告知案内のご協力をいただけました。
いつもありがとうございます。
明日以降、また問い合わせが増えたりして。
開講まで1ヵ月となりましたので、少しづつ盛り上がるような内容を書いていきたいと思います。
前回は効果測定のはなしでした。
今日は講座についての質問にいくつかお答えします。
まず、「これは国家資格ですか?」「何か資格が必要ですか?」という質問に対して。
吸い玉療法は国家資格ではありません。またこの施術を行うのに資格は必要ありません。
本講座の終了後に認定するディプロマも国家資格ではありません。
あくまでも日本吸い玉協会が発行する、ある一定の知識と技術を身につけたという証です。
柔道整復師や鍼灸マッサージ師などの国家資格を取得するには3年間の全日制の専門学校に通い、国家試験に合格する必要があります。
そして民間資格と国家資格の大きな差はもう一つ、国家試験はある一定のレベルに達しないと平気で落とされます。
しかも難しいです。
民間資格はお金さえ払えば基本ディプロマをもらえます。
ここが国が認定するものと、民間の団体もしくは個人が認定するものとの大きな違いです。
更に国家資格の場合、取得後臨床経験を積むことが義務付けられるようになったので、すぐには開業できないのです。
少なくとも開業するまで4年以上、数百万を受講料として払い、開業時には設備機器、店舗、運転資金と莫大な資金が必要となります。
そこまでしてやっと人の身体を触れるようになるのです。
民間療法でそこまでやる機関はほぼないでしょう。
それをたった数回の講習会とかでマスターするなんて常識で考えたらありえないですし、受ける側にとっては恐怖でしかありません。
まさに人体実験ですね。
吸い玉療法は経験により古代より伝えられてきた民間療法です。
民間療法とはに経験則に基づいた医療類似行為のことをいいます。
その中には物理的なもの、薬物的なもの、呪術的なもの、信仰的なものまで含まれます。
効果があるものもあればないものもあります。
民間療法の場合は裏付けが乏しいのが欠点です。
そして、国家資格がなくても施術は行うことはできます。
注意していただきたいのは、「治療はできない」という点です。
治療はあくまでも医師の行うことのできる行為ですので、厳密にいうと医師以外が行う行為は「施術」という表現になります。
この辺はとても重要なことで、もし知らずにホームページや広告で治療とか根拠のない効果・効能を謳ってしまうと、医師法や薬機法、景品表示法に抵触する恐れがあるということをご理解ください。
詳しくは最後の認定講座でお話しする予定です。
治療はできないけど、優れた疲労回復や健康増進の手助けは十分にできる、というのが当協会の神髄です。
胡散臭い講習会やセミナーが溢れかえる状況ですが、うちは「まともなこと」をやります。
普段から興味を持たれ、僕のブログ等を読まれている方ならご理解いただける思います。
この講座を受けて、活かしたいと思う方は、どうぞ頭の中を真っ白にして来てください。
過去の吸い玉療法の理論などはどっかに置いてきてください。
僕は自分の目で見て、体験し、根拠のあるものを追求してきました。
ただ本やテキストを見て、操作法を教わってもただのコピーであり、本質の部分を理解していない人が講師になっても、ただのコピーはぼやけるか薄れていくだけ、なまじか中途半端な知識は我流が入りこちらの意図とは別のものを伝えるだけになります。
28年前に吸い玉療法に出会い、開業以来14年間吸い玉施術を行い、カッピングパルサーを誕生させ、一番効率の良い施術スタイルを構築した「きくち式」をのれん分けするのですから、ある意味師匠と弟子の関係に近いです。
まだまだ自分が目指すところは遠いですが、仲間が増えることによっていろいろな臨床データが集まり、メンバーで共有して活用する。
そんな協会を目指しています。
たとえ柔道整復師や鍼灸マッサージ師などの国家資格をもってなくても、治療が行えなくても、それ以上の効果が出せる方法や手段を指導いたします。
これは時が経てば経つほど不利になります。
いいとなると真似するところがどんどん増えるからです。
次回は少しこの講座をうけることによるメリットなんかを書いてみたいと思います。