バレリーナとランニングマン、内くるぶしの痛みは何?
当院には何故か、同時期に同じ症状のクライアントさんがやってきます。
今回は若い男性と女性で、二人とも足首の痛みです。
ちょうど内くるぶしのあたりに痛みがあります。
症状からして後脛骨筋炎という評価をしました。
女性はプロのバレリーナ、男性は趣味でランニングをしており、どちらもオーバーユース(使いすぎ)による症状です。
オーバーユースなので、休めることが原則ですが、そうも言ってられない方がほぼ当院のクライアントさんなわけで、事情を説明したうえで治療にあたります。
ちょうど解説するのに わかりやすいブログを見つけたので引用させていただきます。
もし素人の方だとしたらよく調べていますね。
画像のように後脛骨筋は内くるぶしのうしろを通って足の裏の骨にくっついています。
観ればわかるように、筋肉が腱鞘(トンネル)を通過する際の摩擦や、内くるぶしと踵の部分を結ぶバンド(屈筋支帯)などに圧迫、絞扼されて症状が出ます。
特に熱感もないので、ハイボルト、超音波、ラジオ波を使えば症状は簡単に軽減できます。
患部は皮下すぐのところにあるので、超音波は3MHzのハイボルトコンビネーションでOKです。
ただ患部のみでなく、後脛骨筋全部を刺激した方が良いので、膝のほうに向かって1Mhzの超音波を入れます。
その後、前脛骨筋に対してEMSを5分ほど入れると、歩行が軽快していました。
一回ですべて解決する症状ではないですが、確実にビフォーアフターは変化します。
どうしてもという場合は、キネシオテーピングをすると更に動きが安定します。
足裏やふくらはぎのストレッチが肝心です。
クールダウンに最適なクール&フィットを併用してみてください。