陳旧性、突き指の治療
身体の悩み解決、~中々治らない突き指の痛み~これが治らないと仕事ができない
近所の金物屋さんに務めてる店員さんで、うちの長男の通う中学に娘さんが通っている方が来院。
店に店員は他にもいるのに、なぜかその人を探してしまう、なんて経験ありませんか。
まさにそんな感じの女性です。
今までは僕が客として金物屋に行き、もう何年も顔見知りだったのが、ひょんなことから患者さんになってしまいました。
大分前に転んで突き指をして整骨院通いをしていたのですが、一向によくならない。
金物屋で物を掴んだりすることも多く、ひどいときは全く力が入らないそうです。
左の親指の第2関節の部分が故障個所でした。
指を動かしたときの痛みで、可動域が狭くなっていました。
もう随分経ってるので温熱を入れるため、最初に炭酸ミストを吹いてから超短波をかけました。
大抵、炭酸ミストの中身は精製水ですが、当院ではクール&フィットを状況に応じて使い分けます。
この瞬間に「いい匂い」という嗅覚へのアプローチと炭酸ミストスプレーで消炎鎮痛という視覚的な効果を与えることができます。
この炭酸ミスト、緑ボンベを使用したものは導入コストも高く、本来の使用用途異なるために取り扱いが困難ですが、当院で進める簡易キットは個人で化粧水を入れて使用したりするのに都合がよく、ボンベもAmazon等、ネットでソーダ水用のものが使用できます。
今月の特別講習会でも使用法をご紹介いたします。
ここで「え!温めていいんですか?」という言葉が出てきました。
熱も腫れもないし時間も経過してるので温めない限り治らないと伝えると、「今通ってる接骨院の先生は炎症があるから冷やせって言われてるのでずっと冷やしてました」とのこと。
こういう問答はいつものことなので、「だから良くならないんでしょ」って。
超短波を5分かけたあとに指を動かしてもらうと「痛みはまだ若干あるけど、良く動く!」
ここで冷やし続けても良くならないということを理解してもらえました。
次に、痛みが残るというので、超音波コンビネーションを60秒。
接骨院の低周波や干渉波との刺激の違いに驚かれます。
「電気が気持ちいと感じたのは初めて!」とか「奥のほうに入ってる感じがする」という言葉が返ってきます。
超音波は3MHzを使用しました。
超音波も1MHzを使用しているところが多いですが、1MHzだと皮下6センチくらいの部分が有効ポイントですので、指などは皮下2~3センチ程度が有効ポイントとなる3MHzがベターです。
照射後はほとんど痛みがとれていました。
最後に試作の指用カッピングを使いました。
もともとこのカッピングパルサーは関節へのアプローチを意図したもので、突き指などにはこの試作のシリコンカップが有効ということもわかりました。
今後協会内で会員のみに販売していきます。
治療が終了して、とても感謝されました。
僕の仕事を手伝ってもいいとも言ってくれました。
なんか、急激に僕の周りで支援してくれる人が増えてきたな。
ちょっと頑張った甲斐があったかな?