腰痛
出産の時に広がった骨盤が歪んだ形で戻ったり、抱っこや授乳で腰に負担がかかると、腰痛になる事があります。腰痛はなかなか治りにくく、またこの時期は抱っこや授乳でどうしても負担がかかりやすいので、なるべく腰に負担をかけない姿勢を意識する事が大切です。

ぎっくり腰
出産後は体の靭帯がまだ緩んでいるほか、授乳や抱っこなど赤ちゃんのお世話で腰に負担がかかりやすいため、ぎっくり腰になる事もあります。赤ちゃんを持ち上げる時は、極力腰に負担がかからないように注意しましょう。

手首や手のひらの痛み(腱鞘炎)
出産後は授乳や抱っこで手首に負担がかかったり、搾乳のしすぎで手のひらを痛めてしまう事があり、腱鞘炎になる方が多くいます。特に妊娠中は安静にしていたために筋肉や関節が弱っており、出産後にいきなり手に負担がかかることで腱鞘炎になりやすいといえます。

手首の腫れ、痛み、しびれる
出産後のホルモンの影響で体がむくむと、夜中や明け方に手足がしびれたりすることがあり、
まれに手根管症候群やリウマチになることもあります。これは、むくみによって手首や足首の
リンパ腺が圧迫されることによって起こります。産後1週間以上経っても治らない時は、リウマチの可能性も考えられます。

膝の痛み
出産後の女性は、妊娠中の体重増加の影響や筋肉の弱りにより、関節に過度の負担がかかると変形性関節炎になることがあります。膝の筋肉は階段の上り下りなど、ひざに負担がかかる時にショックを吸収・分散する働きがあり、若くても運動不足になるとすぐに衰えていきます。
本格的に運動をするのは1ヶ月検診が終わってからにしましょう。

体重が戻らない
妊娠中は体重が増加しますが、出産後は半年くらいかけて体重が元に戻っていきます。しかし食生活しだいでは思うように体重が減っていかない事があります。出産後は慣れない育児で疲労やストレスがたまりがちで、ついつい甘いものに手を出しがちになります。また、母乳育児の場合はカロリーを消費しやすくなりますが水分が不足しがちになり、ついジュースを飲んでしまったりします。

体が冷える
妊娠中や出産後はホルモンバランスが変化しやすく、血行が悪くなったり自律神経の失調のほか、低血圧、貧血などにより急に体が冷えたりする事があります。また、血管が収縮する事で神経痛や腰痛、肩こりなども出やすくなります。