応急手当について

はじめに
私が最初に応急手当の講習に出会ったのは平成6年のことです。
当時大学生で、レクリエーションのスクールに通い、子供たちのレクリーダーやキャンプリーダー、スキー指導など
をしていたことから野外活動には危険はつきものなので、いざというときのために講習を受け始めました。
最初は日本赤十字社で、救急法普通科というものと蘇生法普通科というものを受けました。
かなりきつい講習だったのを記憶しています。試験の実技審査が特にきびしかったです。
のちに柔道整復師養成の専門学校で、消防の救急法上級救命を受講し、現在は応急手当普及員として区民レスキュー
の第1期メンバーとなりました。
杉並区救急協力員証は紺色の35番です。
仕事とは関係なく、プライベートで幾度となく救急の現場に遭遇することが多く、CPRも現場で実際に経験した
ことから応急手当の重要性を少しでも多くの人に知ってもらいたいと個人的に普及活動を行っております。
細かいことは抜きにして現場ではあなたの勇気が求められます。最初はどうしていいかわからないと思います。
講習を受けた人でも同じです。
それでも傷病者を救うのに、資格や技量よりも「何かをしてあげるという勇気」が大事だということを覚えて
おいてください。

応急手当とは
平成18年から、2005年版の世界基準に沿った応急手当の普及が開始されました。
応急手当の方法は5年毎に見直され、その時々における最良の方法が世界基準となっています。
突然具合が悪くなったり、倒れている人を救命するには、バイスタンダー(その場に居合わせた方)の協力、
応急手当が一番重要です。
119番通報から救急車の現場到着まで、平均6~7分といわれていますが、私個人の経験からおおよそ
15分~20分というのが現実だと思います。
この間にバイスタンダーの方たちが何らかの処置を施すことによって、かけがえのない命が救えるかもしれないのです。
応急手当の目的(市民が行う3つの目的)
1.救命 2.悪化防止 3.苦痛の軽減
応急手当の必要性(3分間放置で死亡率50%)
カーラーの救命曲線によると、心臓停止の傷病者を約3分間放置しただけで死亡率は50%となります。
突然に心肺停止した人を救命するには、
 早い119番通報  早い心肺蘇生  早い除細動  2次救命処置(救急隊や病院での処置)
の4つが連続して行われることが必要です。これを「救命の連鎖(チェーン・オブ・サバイバル)」と呼んでいます。

突然死を防ぐために
成人の突然死とその兆候
○心臓発作(急性心筋梗塞)高コレステロール血症、喫煙、高血圧、糖尿病、肥満、ストレス、家族歴などが危険因子。
胸の中央の痛み、圧迫感
肩や腕、あごにかけての痛み
息切れ
冷や汗
吐き気
立っていられないなど。
○脳卒中(脳梗塞、クモ膜下出血)
脳梗塞・・・・脳血栓→段階的・脳塞栓→急性。男性に多い。
体の片側に力が入らない、しびれる(片麻痺)
       言葉がうまく話せない
       ものが見えにくい(知覚障害)
       無反応など。
クモ膜下出血・脳動脈瘤の破裂(70%)もやもや病などが原因。40~50歳代に多い。
突然「頭をハンマーで殴られたような」激しい頭痛
吐き気(髄膜刺激症状)
重症なものでは5分以内に急死することもある。
「梗塞」とは詰まるという意味です。どちらも血管内で血流が途絶えておこる疾患です。
子供の突然死とその予防「不慮の事故」
子供の突然死は、
けが・・・交通事故が最も多く車に乗る際はチャイルドシート、自転車に乗せる際にはヘルメットを着用させましょう。
溺水・・・小さな子供は深さ数cmの水でもおぼれてしまいます。子供だけでの水遊びや、浴室にひとりで子供がはいれ
ないように気をつけましょう。
窒息・・・トイレットペーパーの芯を通過できる大きさのものは子供の口に入るといわれています。
     なお、子供の誤飲の一番は「たばこ」です。誤飲の中で約70%近くを占めています。乳児の場合はたばこ1本
でも致死量となります。
子供の手の届く範囲には危険なものを置かないようにしましょう。
などの「不慮の事故」があげられます。
事故予防のためには子供から目を離さないことが重要です。

救命処置
用語の定義
救命処置とは
心肺蘇生
AEDを用いた除細動
気道異物除去
の3つの処置をいいます。
心肺蘇生(CPR)とは 「人工呼吸」と「心臓マッサージのための胸骨圧迫」を行うことをいいます。
AED(自動体外式除細動器)とは 不整脈によって心臓が停止しているときに、AEDを用いて除細動(電気ショック)を行うことをいいます。
気道異物除去とは 気道(空気の通り道)に異物を詰まらせ呼吸できなくなっている人の異物を取り除くことをいいます。
年齢区分
年齢により手技に多少の違いがあります。
    成人 ・・8歳以上
    小児 ・・1歳以上8歳未満
    乳児 ・・1歳未満

応急手当の講習を受けるには
現在様々な団体が応急手当の講習会を開いていますが、各団体により講習期間や料金、更新期間が異なります。
過去の経験から、比較的受講しやすいお近くの消防か日本赤十字社の講習会をおすすめいたします。
どちらもテキスト代、材料費程度の料金です。
杉並区の地域大学でも募集がありますので、そちらも参考にしてください。ただし、こちらは講習料金に一部助成金
があります都合上、救急協力員として活動に取り組む姿勢は必要かと思います。
講習の申し込みはこちら
日赤のサイト http://www.jrc.or.jp/sanka/study/syurui/emergency.html
東京消防庁のサイト http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
すぎなみ地域大学のサイト http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/guide.asp?n1=100&n2=850&n3=2


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