どんどん寒さが厳しくなり、普段炊事をする女性にとってはあかぎれなどの指先ケアが必要な方も出てきているのでは?   自分も見習い時代、消毒液はクレゾールを使っていたので荒れ放題でした。 でも治療師の手が荒れ荒れではちょっと残念ですね。   そこでベッドでうつ伏せになってる間に手をケアしてしまおうというサービス。 オリジナルの専用クリームを適量塗布していただき、 あとはこのハンドウォーマーに手を入れるだけ。 熱くなりすぎないよう、中に綿のミトンを入れてありますので施術中も施術後もご覧の通りホカホカしっとり。 専用のクリームとのコンビネーションがしっとり感をアップさせます。 こんなサービス、いかがでしょうか?   12月は1年のうちで最も交通事故の多い月です。 出かけるときはお互いに気を付けましょう。   交通事故治療も随時行っております。 今月は2名治療中です。 体験治療も行っております。 転院等もお気軽にご相談ください。  ...

今年の8月から新宿より来院されてる74歳の男性。 今日で6回目の施術です。 最初は週に1回、その後2週に1回、と間隔を空けています。 どんどん身体の調子が良くなっているそうで大変満足しているそうです。   当初は足のむくみ、圧迫骨折後の背中の痛みなどがありインターネットを見て来院されました。 70代の方でも最近はスマホで検索して当院に来られる方が出てきました。 カッピングは未経験でしたが、免疫力をあげたくて興味を持ったようです。   体温が1℃下がると免疫力は30%程度低下するといわれます。 当院のおすすめは超短波療法ですが、この方の身体の事情で超短波を使用せず、ホットパックを2種類使っています。 今日は足の若干のむくみと背中の違和感、そして筋力が落ちてるので何とかしたいとの要望でした。 足のむくみにはマイクロウェルダーというホットパックで温熱・振動・磁気の3つの刺激で心地良く温めます。 特に振動がいいですね、冬に電車に乗ってるとお尻が温かく、ファジーな揺れが心地良くて寝てしまった経験あるかと思いますが、まさにそんな感じです。 腰上は湿熱性のホットパックで蒸しタオル様に温めることで、カッピングの吸着性をアップさせます。 乾燥したままだと、カップの付きが悪いだけでなく、高齢の方の場合はカップを外す際に皮膚が剥けることがありますので、この配慮は絶対必要です。 何よりいきなり冷たいカップを着けられるのって心地良くないですものね。 腰も曲がってるし、筋力もアップしたいとのことなので、同時に中臀筋にEMSをかけておきます。 10分後、サーモグラフィカメラで見ると・・・ ホットパックの当たってた部分は白くなって温度が上昇してるのがわかります。 この状態から昨日のブログでも書いた第二の心臓の血液循環を促進させるためのウェーブカッピング(筋ポンプ)を行います。 これが本当に気持ちいいんです。 うちの施術は来た方全員が、「これは体験しないとわからない」とおっしゃいますがその通りですので、気になる方はぜひご来院くださいね。 で、背中も十分温まったところでカッピングいきます。 今日は-35キロパスカルで施術しました。 ちなみにスタートのころは-30キロパスカルでした。 このあとの仕上げは仰向けで。 うちに来るまでは体位変換がつらくて痛かったそうですが、高反発のマットレスも影響してか寝返りも随分早くなりました。 足は大腿直筋にEMSを入れつつ、ウェーブカッピングも。 施術終了後は、歩行も楽になり姿勢が安定したそうです。 転倒予防にはEMS,いいですよ。 ほぼ杖もいらないような状態でしたが、忘れずに持ち帰られました。   来週のオペが終わったら、年内にもう1回来るそうです。     12月は1年のうちで最も交通事故の多い月です。 出かけるときはお互いに気を付けましょう。 交通事故治療も随時行っております。 今月は2名治療中です。 体験治療も行っております。 転院等もお気軽にご相談ください。      ...

今日、神楽坂から徒歩数分の酒井医療株式会社の「バイオメカニカル歩行・バランス評価セミナー」に参加してきました。 講師はコネチカット州Bridgeport大学カイロプラティックカレッジ准教授のPerter Gorman 先生と、MICROGAIT社CEOのFederico Gori 先生の2名。 講師が外国人のため、通訳には龍谷大学 経営学部経営学科 スポーツサイエンスコース 教授 長谷川 裕先生がサポート。 このセミナーはアスリート対象ということではなく、子どもから高齢者までを含め、全てが対象となり、治療にはBalance(均衡, 平衡)、Gait(歩きぶり,足どり)、cognitive function(認知機能)が不可欠というはなし。 日本でもそうですが、アメリカでも高齢者による転倒が問題となっていて、年間800億も使われているそうです。 日本ではメタボリックシンドロームに加え、日本整形外科学会がロコモティブシンドロームを危惧して、40代からの予防を呼び掛けています。 先日、日本吸い玉協会の講習会でも「健康」という概念から講習を行い、自分が用意した内容と合致するところが多かったので面白かったです。 簡単に説明すると、ロコモとは移動のことで、運動機能の低下により自立した動き(歩行など)が困難になることを言います。 日本は世界一の長寿国ですが、平均寿命と健康寿命の違いはおわかりでしょうか? 平均寿命は日本女性がトップで87歳です。 しかし、健康寿命はちょっと違います。 健康寿命とは平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間、ヒトが心身ともに健康で自立して活動し生活できる期間というように定義されています。 実際には男女で差はありますが、健康寿命は平均寿命より10年くらいの差があるようです。 つまり87歳まで元気に生きられるのではなく、10年手前の77歳くらいから、何らかのトラブルで寝たきりや痴呆などで自立した生活が困難になるということです。 色々な研究がされていますが、今の40代、50代が最もこのような状況に陥りやすいと言われています。 実際、自分の周りでも子育てがやっと終わったと思った矢先に親の介護に追われている方を多く見ています。 平成27年国勢調査では、総人口に占める65歳以上の割合が4人に1人を超えたことが明らかになったそうです。 医療が進んだり、物質的な面でも豊かになったおかげで寿命は延びたが、それに対応できる身体がついていけないといった状況でしょうか。 だからこそうちが開業以来ずっと提唱しているからだメンテナンス、40代からの再トレーニングが必要になってくるわけです。 実際、先月自分の誕生日を迎えるにあたり、食事療法や運動療法に取り組み色々とわかったことが多々ありました。 自分が思っている以上に身体の機能が低下しています。 それを客観的に捉え、よりよい方法で改善していくことが望ましいです。   今日は色々なヒントを得ました。 忘れないうちに、いくつかわかりやすくご紹介しますね。   簡単にテストできるものばかりなので実際にやってみてください。 まず、バランスについて。   両手を広げ、片足ずつ15秒静止してみてください。 この状態ほとんどブレがなければOKです。 今回のセミナーでは単にバランスというだけの話しでしたが、もしこの状態でふらつくようですと中臀筋の機能低下が原因で腰痛が起きているかもしれません。   次に同じテストを目を瞑った状態でやってみてください。 かなりの人がまっすぐ立つことが困難になると思います。 最初のテストでは視覚(目からくる情報)による情報に助けられているが、2番目のテストでは視覚からくる情報がシャットアウトされるため、前庭器官のみの情報でバランスをとるしかありません。 更に最後は、不安定な床面、このセミナーでは専用のクッションマットを用いその上で立ってもらいました。 するとわずか1~2秒しかキープできないような状態となります。 これには足底、足裏の固有受容器が影響しているのだそうです。 ほとんどの人が無意識に立ち、歩行をしていますが、このように前庭器官、視覚、固有受容器の働きがあって成り立っているのです。 僕らセラピストはこのうちの固有受容器のトレーニングを行うわけです。 Gorman 先生は、足のアーチの問題や距骨のアライメントなどのチェックと土踏まずへの刺激の必要性を話していました。 当院で行っている足裏のカッピングがすぐにピンときました。 次にこのバランスの悪さがどの程度歩行に影響するかをテストしました。 靴を履いた状態とはだしの状態での比較をすると、靴を履いた状態のほうがブレが多くなることがわかりました。 歩行は踵が最初について、足の内反、外反の動きがあって底屈しながらつま先が床面から離れるわけですが、確かにはだしであればスムーズにこの動きはできても靴を履いてしまえば足底は固いゴム底により動きの制限を受けます。 以前、サラリーマン時代に工場の機械油の交換作業で安全靴を使用することが余儀なくされたのですが、履いたことのある方はわかると思いますが、足裏がものすごく凝ります。 足を守るために金属が入り思いのと、固いので足底の動きがほとんどおこりません。 下駄もそうですね。 基本、筋肉は動きにより血流を保ちます。 血流がなければ筋肉内の温度が低下し、酸欠状態となり痛みや冷えが起こります。 こんなテストもありました。 足を閉じて、かかとを床から離さずにしゃがんでみてください。 この画像の彼は30代の野球選手だそうです。 運動能力はそこそこ高いと思われますが、柔軟性はご覧の通りの結果でした。 他の受講生の方も同じ結果でした。 そこで自分もやってみたら、普通に座れましてGorman 先生から「excellent!」とお褒めの言葉をいただきました。(笑) 先生は突然「心臓はいくつある?」という質問をしてきました。 「グーグルで2番目の心臓とググってみろ」としきりに言ってました。 答えは「ふくらはぎ」です。 ふくらはぎの筋ポンプ運動がじゅうようだという話しです。 これまた先日の講習会でもお話しさせていただきました。 デスクワークなどで同じ姿勢をとり続けることで、筋のポンプ運動が阻害されて血行障害が起きてむくみの原因や筋の柔軟性が落ちて腰痛にまで発展するわけです。 単純に屈伸運動をするだけでも改善されます。 僕が考案したカッピングパルサーのウェーブ法では、この筋ポンプを行うことができます。 ドクターに行ったデモンストレーションやスポーツ会場でのデモンストレーションでも大人気でした。 吸引圧をコントロールすることであたかも揉まれているような感覚になります。 はなしを戻しますが、このいわゆるうんこ座りができない子が増えているということをよく耳にしますが、ひとつに生活様式の変化が影響しているのではないか?ということと、アメリカではそういう傾向が強いのかなどを質問してみたが、明確な回答はなかった。 そもそ日本人の和式トイレなど知る由もないだろうから。 ただ、自分には当たり前だったことも、生まれてからずっと洋式トイレで育った子供にはこのポーズはきついのかもしれない。 トイレの行為は毎日行うものであり、大きいほうであれば少なくとも数分はその状態を維持しなければならない。 習慣といえばそれまでのことだが、毎日となるとある意味トレーニング的な要素も多いにあると思う。 今の子供たちは洋式トイレでバランスをとりながら足で支えつつ用を足すこともなく、外で元気よく飛び跳ねてケガをすることより、室内でゲームやマンガに耽るというスタイルが昭和と大きく異なると思う。 自分は仮面ライダーを観て育ち、テレビでライダー役の藤岡弘さんが、「ライダーキックは仮面ライダーだからできるんだ、君たちは絶対真似しないように」と注意するくらい暴れたものだ。 実際、この時期の成長期の子供が飛び跳ねるという行為は下腿の長管骨の成長にとって大切なことなのだ。 もしかすると、洋式トイレから和式トイレに戻すことで子供のバランス感覚や下腿の柔軟性は向上するのかもしれない。 ちなみにうちの長男と長女は普通に座れました。 トイレは二つありますが、両方とも洋式です。 そして、これら身体機能だけが完全であっても、それを運動の中で活かすには認知が重要ということでたとえ話。 一緒に歩いてるおばあちゃんにある質問をしたら、立ち止まってから質問に答えたという。 運動と認知がバラバラで統合できていないと同時にこなすことができないということ。 スポーツの世界では瞬時にその判断を余儀なくされるわけで、この認知機能を高めることでパフォーマンス向上させるのだという。 自分もずっと身体、運動器の専門として診てきましたが、確かに最近は脳が関与することの方が多くあるということを臨床で強く感じていた。 そういう意味で今回のセミナーは色々再確認できて良かった。 これらのチェックや確認、改善法にはあれが使える、これが使えるといったものが多かったのも幸いで、今後またご紹介したいと思います。   12月は1年のうちで最も交通事故の多い月です。 出かけるときはお互いに気を付けましょう。 交通事故治療も随時行っております。 今月は2名治療中です。 体験治療も行っております。 転院等もお気軽にご相談ください。  ...

先日書いたセルフケアのはなしの続き。   入浴のはなしまで書いたんだけど、入浴時の入浴剤も色々あっておすすめを2つ紹介。   ひとつはどこでも入手しやすい きき湯ファインヒート。(400グラム) きき湯の4倍と書いてありますが、炭酸濃度が高い商品ですね。   中身は粉ではなく、タブレット状になっており、浴槽のお湯の量で調整します。   だいたい16粒(40グラム)~20粒(50グラム)くらいが目安なので、7回から10回くらい使えます。   1回あたりの単価は購入店により異なりますが、(900円~1600円くらい)だいたい1300円前後くらいでしょうか。   とすると10回だとして130円くらいです。   1日の疲れを癒し、香りも楽しめて、からだメンテナンスもできると考えれば高くはないですね。   少なくともお湯とガス代入れても銭湯やスパに行くより格安です。   セールなどでまとめ買いするといいかもしれません。   最近は新しいのも出たようですね。   2016年秋の新商品で、スマートモデルとなっています。 ジンジャー末(有効成分)・温泉ミネラル(有効成分:硫酸ナトリウム)を配合した、「プレミアムEX処方」ということで、発汗やネーミングからも美容も意識した商品っぽいですね。   今度使ってみます。   もうひとつはこちら。   重炭酸ホットタブ ホットタブシリーズもラインナップが増えてアスリートタイプも出たようです。   こちらもタブレットになっていて、子どもの頃、小学校のプールに投げ込んだ塩素のタブレットみたいな感じです。(笑)   薬用ホットタブもあるので腰痛や肩こりの方はこちらもおすすめです。   ただ普通のドラッグストアとかではあまり置いてません。   通販がほとんどですかね。   使い分けとしては普段はファインヒートを使用して、スポーツの大会や試合の前後はこちらのホットタブを使用する、なんて使いかたが理想のような気がします。   入浴中にストレッチも兼ねるとより効果的ですよ。   これで二つの商品を紹介しましたが、どちらも自分は温まりましたよ。   これからの季節、肩こり、腰痛、冷えはもちろん、スポーツの大会や試合の前後に使われてみてはいかがでしょうか?    ...

最近、中1の長女の反抗期が酷くて困っています。   昨夜は家内とケンカしたらしく、家内は爪で腕をひっかかれ、右の胸部を蹴られたそうです。   家内は130cmちょいの身長で、すでに長女に追い越されています。   よく食べるし、部活も頑張っているので体力も相当。   余りにも痛がるのでチェックしてみると、肋骨骨折の疑いが。   娘に蹴られて肋骨骨折って、すごいな。   で、先日も1名男性が肋骨の痛みで来院したので、併せて肋骨骨折のおはなしを。   彼は普段は生協のドライバーで、休日は草野球を楽しんでいるのですが、野球のあとに左の肋骨部に鋭い痛みが出たそうです。   あまりの痛さに当日の予約をキャンセルしようと電話をくれたのですが、むしろ治療した方がいいことを伝えるとそのまま来院してくれました。   病院に行くつもりだったよううですが、まず受傷直後はレントゲン撮ってもハッキリとした骨折線が出ないことが多いということを伝え、検査をしました。   自分でも簡単にできるのは咳払いやくしゃみで鋭い痛みがあるか、ないかのチェック。 あとは胸郭を押してみて介達痛や患部の叩打痛があるかないかで判断します。   寝返りや体を捻る動作でも激痛だったりします。   後日、整形外科を受診して、ドクターから同じ説明を受けたそうです。 肋骨骨折と診断され、痛み止めを出されたそうです。 では、気になる原因は?   今回の家内のように直接蹴られて折れるケースと、疲労性の骨折といって、繰り返し同じ部位に負荷がかかることで折れてしまうケースがあります。   彼の場合、バットのフルスイングでいってしまったようです。 仕事の際、トラックの乗り降りがつらいそうです。   ゴルフスイング時や、マラソンランナーやにもよく起こります。 折れるといっても「ボキ!」っという感じではなく、いわゆるヒビのような状況です。   ヒビも骨折ですからね。   約2週間は痛みが強いです。   整形外科では痛み止めの飲み薬と湿布が処方されたようですが、肋骨骨折の場合の治療は他にないのでしょうか?   いえいえ、結構ありますよ。   やるとやらないのでは治りが全然違います。   まず、呼吸時に肋骨にある肋間筋が動くたびに痛みが出るので、バストバンドという固定帯で胸郭を軽く圧迫するだけで、痛みが多少和らぎます。 胸郭が過度に膨らむのを抑えるので、呼吸は少々苦しいですが。   腰痛用の幅広のバンドでも応急に使えなくはないです。   そして、ただバンドをするだけでなく、湿布の代わりにクール&フィットのイエロータイプを患部にスプレーします。 痛みに対してかなり鎮痛作用があります。   ハーブが主成分なので、安全性も高く湿布のようなかぶれを起こしにくいです。   スプレー後、微弱電流を患部に流します。   フィジオナノなら首からぶら下げて、入浴以外はつけっぱなしで結構です。 長くかけた方が効果が高いのがこの微弱電流です。   寝てる間もこれで治療できます。   セルフケアだけでも 1.クール&フィットを患部にスプレー 2.微弱電流を患部に通電する 3.バストバンドを巻いて固定する の3つで痛みの抑制、治癒の促進が全然異なりますよ。   では当院の治療は? 1.患部に炭酸ミストでクール&フィットをスプレー 2.胸郭を挟んで超短波   3.患部周りにラジオ波 4.患部に超音波3Mhz 5.胸郭まわりのカッピング といった具合です。 特に骨折の場合は超音波治療が骨の癒合に効果が高いので、絶対です。 肋骨部は皮下脂肪や筋肉層が薄いので、皮下2~3センチで有効照射できる3Mhzが理想です。 ラジオ波を使用するとキネシオテープが着きづらいのでバストバンドで固定して終了です。 ちょうど2週間でトラックの運転も辛くなくなったそうです。   自宅には1Mhzの超音波があるので、今夜は家内の肋骨の治療で超音波を使います。 そのあとフィジオナノで微弱電流で就寝してもらいます。   バストバンド、クール&フィット、微弱電流フィジオナノは当院でも取り扱っております。   肋骨骨折でお困りなら杉並区阿佐谷の延寿堂まで。    ...

11月に入り、段々と気温も下がってきました。   血流、大丈夫ですか?   冷えや体温でお困りなら、温熱療法が得意な延寿堂にお任せを。   これからマラソンシーズン突入ですね。   うちの中学生組も今日は学校のマラソン大会で立川に行っています。   ちゃんとお弁当のおにぎりも作ってあげました。   現地でのアップを手短に済ませられるよう、長男にクール&フィットをすすめたのですが、頑なに拒否されました。(笑) もっとも先月陸上部を引退するまで毎日走っていましたし、自分よりも遥かに若いので、こういったモノに頼る必要性を感じないのでしょうね。   スポーツの救護でも種目が違えば、どんなケガやトラブルが多いのか、どんなモノを用意すべきかが異なりますね。   過去に柔道の救護に行っていたときは捻挫や脱臼などが多かったし、空手だと打撲や脳震盪が多かったです。   東京マラソンのボディケアブースや中学生の駅伝大会などでは、当日のケガというより、オーバーユースによるトラブルが多かったです。 すでに症状が出ている状態で走っている方が非常に多いですね。   で、一番問題なのは本人たちがそれを「ケガ」「治療が必用な状態」ということに気付いていないことだと思います。   本当に歩けなくなったり、痛みが酷くなって始めて治療の必要性を感じるようです。   それまでの間は、湿布を乱用したり、冷やし過ぎるといった傾向が強いですね。   これでは絶対に良くはならないです。   ですので、治療に通わずセルフメンテナンスしたい方向けのアイテムをいくつかご紹介いたします。   まず、湿布の乱用と間違ったアイシングをやめましょう。   湿布=「アイシング」または「冷やす」と思い込んでる方が非常に多いですが、あくまでも消炎鎮痛剤です。   冷やすのが目的であれば氷嚢がベストです。 クライオパックや冷却スプレーなどはやりすぎると凍傷の原因にもなります。   氷は一度水にくぐらせると溶けはじめますので0℃以下にはならずに、凍傷を起こしにくくなります。   また似てるようですが、湿布とアイシングシートも異なります。   アイシングシートは水分の含有量が多く、ケガをした時、患部が熱を出しますのでそれを抑える効果があります。 いわゆる熱さまシートですね。   これは氷嚢がないときの携帯用応急処置として有効です。   湿布についてですが、温感湿布なんてのがあるから余計に紛らわしくなるんですね。   箱に「冷感」「温感」と書いてあるように「冷感」タイプはメントール系の成分が含まれているので、貼った瞬間ヒヤッとします。   温感タイプは唐辛子エキスなどカッカする成分が含まれるため、温かい感覚が出ます。   でも実際に患部を冷やしたり温めたりする効果はあまり期待しないほうがいいでしょう。   また乱用することでの副作用も一度ご自身でググってみることをおすすめいたします。   ですので、   アイシングシートはケガの直後や熱感のある時に貼る応急処置用冷却シート。   乾燥してひんやり感がなくなったら外しましょう。   湿布は「痛み」に対しての消炎鎮痛で、慢性の場合には冷感湿布をお尻や太ももの下に数十秒敷いて、人肌位に温まってから貼るとヒヤッとしません。   湿布もせいぜい数時間で外したほうがかぶれ予防になります。   自分はアイシングシートは使用しますが、湿布はかぶれが出る場合もあるので使用しません。   代わりにこちらを使用し、おすすめしています。 おすすめする理由は ハーブが主成分なので ・安全性が高い ・香りが爽やか ・スプレ―式なので貼る手間がなくかぶれにくい ・べたつかない などといっ理由です。 もちろん効果が高く、即効性があるのが一番の理由ですが。   日本では珍しく、ウォーミングアップ用とクールダウン用の2種類があり、スポーツ前後で使えます。   個人的な経験から言うと、「痛み」や「かゆみ」には断然クールダウンタイプがおすすめです。   10分から15分程度で効果を感じられます。   ヒヤッとするメントール感を抑えたのがウォームアップ用のスポーツタイプです。   こちらはマルチで、急性・慢性どちらに使っていただいてもベターです。   ただ現在輸入代理店がないため入手困難な状態です。   意外とクラブ活動している子供たちに人気があります。   あまり大人のような先入観がないからなのかもしれません。   最近強く思うのは治療でもなんでも、固定概念や先入観が強いので素直に受け入れられないのかなって。   痛みも長く患っていると脳が「痛い」って刷り込まれて、10あった痛みが2~3くらいまで下がっても一生懸命痛いところを探す行為を続けたり、まだ痛いという言葉を発します。   なので治療師は施術前と施術後のビフォーアフター(違い)をしっかりと見せていく必要性がどんどん高くなりますね。 はなしがそれましたが、アイシングについて。   アイシングの効果は ・炎症や筋疲労による熱を抑える ・皮下出血などによる腫れを抑制する ・痛みを抑えるなどです。   冷やすことで血管が収縮し、皮下出血を抑え、2次的な細胞の破壊を抑制し、痛みを和らげます。   ただしこれを続けるとケガの治癒は長引きます。   当然ながら壊れた組織を修復するのは血液運搬によるもので、新鮮な酸素を送り込み、老廃物を除去する活動を促進する必要があるので、アイシングをするればするほど、血管が収縮し血流が悪くなります。   そういう意味では喫煙もニコチンの作用で血圧を上昇させ、血管を収縮させるので治癒が遅れます。   ですので、いかに早くアイシング状態から温熱療法に切り替えていくかが、早く治す重要なポイントとなります。   しかし、スポーツの世界でも一般的な急性期の痛みでもすぐに「冷やす」という感覚が抜けないですね。   日本には昔から「湯治」という文化もあり、温泉に浸かったり、リラクゼーションとして利用される方は多いですよね。 玉川温泉なんかも病気の療養などで人気のスポットです。   身体を温めることが体温を上げ、血流をよくすることも知っているのですが、当院のご利用者はお風呂に浸かる方が非常に少ないです。   帰宅しても単純にシャワーで汚れを落とすだけ。   ネットを見て来る方が多い当院では、来院される方の傾向があり、若い方が多く、デスクワーク中心という仕事が症状に直結したケースがほとんどです。   独身者が多いのもひとつの理由で、追い炊き機能がないバスタブ、溜めるのに時間がかかる、不経済という理由もあるようです。   ずっと同じ姿勢なので血流が悪くなり、足がむくんだり、腰がつらくなったり、肩が凝ったり、目が疲労したりしています。 もう良姿勢なんて関係ないです。   いくら良い姿勢でも同じ姿勢をとり続ければ、結果的に血流が悪くなります。   ですので、お風呂に入るメリットをできるだけ伝えるようにしています。 ギックリ腰でもお風呂で温めたら楽になるケースがほとんどです。   温熱作用で血流が良くなり、筋肉の緊張もほぐれて、動きが楽になります。   痛みも若干和らぎます。   実際ギックリ腰になると、全身の筋肉に緊張が伝わり、患部以外の筋疲労も起こります。   そういう点で入浴して身体を温めた方が、患部以外の余計な緊張も解けるのでおすすめです。   温めて逆につらくなった場合だけ、アイシングをしてみてください。   基本アイシングは ・あきらかな皮下出血がある ・ケガの直後 ・熱感がある という場合に限定して行ってみてください。   長くなりそうなので、今日はこのくらいに。    ...

  最近、新規来院はなぜかカッピング希望ばかりになってしまった。   確かに吸い玉歴も長く、吸い玉療法のセラピストとしてもトップクラスだと思ってはいるが、吸い玉専門というわけではない。   あくまでも自分の中では補助療法というか、手段のひとつでしかない。   もし電気が使えない、誰にでも安心して、しかも短時間で効果を出せる方法となればこの「吸い玉療法」が最も優れていると思う。   自分の中ではそんな位置付け。   でも世の中ではまだまだ認知度が低い。   自分の人生振り返ってみても、自分が取り組みものすべて、どうもそういう傾向が強いようだ。   最近ではセパタクローにハマってるくらいだから。(笑)     それにしても、今まで来ていた腰痛やらギックリ腰やら寝違えなどの症状では検索されなくなったのか。   いつもSEOやってて疑問に思うことがたくさんある。   で、今日来た新規の女性はネットでの予約。   そうそう、ホームページのからのネット予約申し込みも増えている。   今まで理由があってやらなかったのだが、やはりニーズは多いようなので、ホームページがある場合はネット予約を設けた方がいい。   そもそもホームページがないのは致命的だとしか言いようがないのだが。   口コミだけで来院されるのは理想だけど、この先ずっと同じ状態が続くような業界ではなさそうなので、常に色々な可能性を考慮しておくべきだと思う。   そして今日の新規の女性もまたハーフの方。   も、というのはこのところハーフの女性の来院が続いたから。   そしてたまたま偏頭痛に悩んでるケースが重なった。 女性でハーフの方でカッピング希望が続いたのと、偏頭痛って何か関連あるのかな?ってちょっと気になる。   週1~2回、整体やカイロプラクティック、整骨院に通っていたそうですが症状が改善されず、思いきって新しいところに変えてみようと、うちを選んだようです。   ホームページからの問い合わせで「カッピング希望ですが、症状に効果的なものを相談させてください」とあったので、現在の症状にあった施術方針を説明して治療開始。   頭痛も色々ありますが、緊張性の頭痛なのか偏頭痛なのかでアプローチが変わるので、その辺もしっかりカウンセリング。   肩こりや単純な疲労からくるような類の頭痛であれば、当院でのアプローチ手段はいくらでもある。   偏頭痛となると、温熱が逆効果になるケースが」あるのでちょっと難しい。   偏頭痛のケースでは温熱が直接入らないカッピングや、非温熱モードの超音波、ハイボルトなどを使っています。   とはいえ、他の症状では血流を良くしてあげることも必要なので、様子を見ながら身体には温熱療法もプラスします。   職業がアニメーターということもあり、筋疲労を解消するところから治療をスタートしました。   今回もそれで正解だったようです。   頭痛、肩こり、首の痛み、腰痛、冷えなどが悩みでしたが、体温は36.7℃ありました。   仕事がアニメーターだそうで、ストレスが相当なようです。   自律神経の調整も必用そうでしたが、今日はカッピングと超音波コンビネーションで施術を行いました。   最初に前屈と後屈のテストをすると、思った通り前屈時はふくらはぎの緊張、後屈は痛みで全くダメな状態。   意外と前屈後屈テスト、重要です。   皆さん、「からだ固いんですよ」と言いますが、本人どの程度硬いのかわかってないのがほとんど。 特に後屈ができない女性が8割以上います。   男性に比べて腹筋と背筋の筋力が弱いのもありますが、ほぼデスクワーク中心の方が多いので、腸腰筋の影響や横隔膜などの影響が考えられます。   前屈は下腿の緊張と腰椎の可動性を上げてあげればかなりスムーズになります。   それ以前にストレッチングボードに90秒乗ってもらい、ほぼそのあとに床に指が届いて大さわぎするケースがほとんどですが。   今日の方もストレッチングボード後に床に余裕で手が届き喜んでました。   カッピングも経験者だったようですが、うちの温めながら、動きながらのカッピンッグに加え、ドンピシャのカッピング位置(ツボではない)、カップの数、足裏までのカッピングにも驚かれました。   カッピング終了後に一度確認をしてもらうのですが、「こんなに気持ちいいカッピング受けたの初めて」と感動されていました。   カッピングだけでも十分他との違いに満足されていますが、うちは更に追い打ちをかけます。(笑) 最後に「もっと変わるよ」と超音波コンビネーションを首~肩と腰~臀部に照射。   終わってすぐに「こんなにスッキリしたの久しぶりかも、頭が痛くない」と驚かれ、前屈も余裕、後屈も痛みが出なくなっていました。   皆さん、初めてづくしの体験で毎回同じリアクションなのですが、着替えの瞬間とかにその効果を実感されるようです。   まだまだ世間一般ではマッサージ、整体、カイロ、鍼、灸といった具合でさまよっているようですが、物理療法のすばらしさが浸透するのはもう少し先ですかね。   東京マラソンとかのブースで皆にデモンストレーションしてあげたいなといつも思います。 一気に認知度上がるの目に見えてるので。...