今日から阿佐ヶ谷は七夕まつり。   天気もよくなりビールが売れそうです。   子供たちの作品が飾られているので、昨夜家内と次女の3人で人の少ないうちに見てきました。 というのも昨日は3太郎の日で、ミスドのドーナツ280円分サービスだったので、ついでにもらってきた次第。 すごい人で、もう数も少なく、後日ドーナツ引換券まで発行していました。   実は今日、予約がなかったので休むつもりでいたのですが、朝起きたらメッセンジャーに急遽、午前中診て欲しいとのメッセージ。   久しぶりだったので会うのも楽しみに仕事場へ。   症状は首から腕にかけての急激な痛み。   昨日もおとといもそんな急患が来てました。   この3日間くらいは冷房入れなくても夜は涼しいくらいだったので、その影響も強いのかと思います。   寝てる間は筋肉(骨格筋)の活動はほぼないので温度は低下します。   そこに外気温の低下と寝返りを打てない状況が重なると、血行不良により酸欠状態を起こし、急激な筋スパズムが起こるのでこのようなことが起きるのでしょう。   その証拠に温熱(高周波)を複数入れる当院の治療後は間違いなく症状が改善されています。   これを「炎症」と言って冷やすことをすすめるセラピスト多いですが、冷やしても改善されません。   筋肉を覆う筋膜のうち、コラーゲンという組織は温熱によって緩むという性質があります。   温熱も2~3℃上昇させないと、コラーゲン繊維に十分な変化を起こさせることはできないので、そのために超音波以上の高周波を入れる必要があるわけです。   これがわかってないで一生懸命揉んだり捻ったり、引っ張てもあまり意味がないというか効果がないというか、一時的な刺激で「なんか変わったのかな?」程度か、ひどい場合は翌日に「痛み」が出ます。   このところ他の接骨院や整体院に行って更に酷くなったというケースも数名来院しています。   それをセラピストに言うと「好転反応」という風に言われたと言います。   セラピストにとって都合のいい言葉ですね。   好転反応という医学用語は存在しません。   言ってみればズバリ副作用です。   もはや適切な刺激を超えたことによる傷害ということになりますね。   うちで五十肩などの治療や肉離れなどの治療の際に、痛みを電流である程度ブロックしながら運動療法を行いますが、必ずもしかしたら明日若干の痛みがあるかもしれないという説明をします。   それでも最大限そういう状態にならないように細心の注意を払いながら負荷をかけていきます。   瘢痕化した組織にアプローチする場合は、そのさじ加減もセラピストの度量になるからです。   なので好転反応という言い訳をするような治療院には通わないほうがいいと思います。   で、話し戻りますが、彼に緊急時の対処法も指導いたしました。   自分は応急手当の普及員(ちなみに上級救命の更に1ランク上です)をしていますが、現在の救急法はAEDと胸骨圧迫がメインとなっており、ケガの処置法があまり詳しくやらなくなっている感があります。   20年以上前から救急法やってるので大分変った気がします。   で、今日は三角巾での固定法を。 そもそも三角巾知らない人も多いでしょうが、薬局で買えます。 画像のように患肢を90℃よりやや鋭角にして首から吊るのですが、肘の部分が抜けないようにネズミのしっぽを作ってあげると肘がスルっと抜けなくなります。 また骨折や脱臼の場合に、動揺すると患部に痛みが出るのでもう一つの三角巾を帯状にして三角巾の上からぐるっと胸回りを通して結んであげると「揺れ」が出ないのでより固定感が出て、苦痛を和らげることができます。 救急法で「苦痛の軽減」はとても大切な要素です。   これだけで良くなってしまう人もいるくらい、腕の重さが肩や首に負担をかけているのです。   片腕、何キロくらいあるかご存知?   3~4キロくらいあるんです。   だから吊ってあげると不思議と肩は楽になることがあるんです。   覚えておくといいですよ。   で、治療としては 1.超短波 今日は頚部と肩部全面からの照射。 2.超音波コンビネーション 3.カッピング この際、マイクロ波での温熱も同時に入れています。 4.ラジオ波の手順でほぼ改善。   今日はメビコのRFサーマボーテを使用しています。   コンパクトで取り回しがいいのでたまに仕上げで使います。 最後に首に若干痛みが残るというので5.単独ハイボルテージ まあ、いい機械が揃っていればさほど難しくない治療です。   そんな治療中に更なる飛び込みが2名。   うち1名はやはり久々の来院。   ランニング後の足の痛みと腰の痛み。   1年ぶりだったので、あちこち故障してました。   最後は足にテーピングして終了。   このテーピングがあるのとないのとでは全く違うんだな。   画像取り忘れた。   そしてもう一人の方は明日大切なお仕事があるとの事でスペシャルな施術を。   今日また一つお宝が増えました。   今日も全力治療でめちゃ疲れた。...

8月に入りました。   まず、今月の休診ですが。   10日~14日、19日~20日がお休みとなります。   ご予約はお早めにお願いいたします。   さて、タイトルのイトーES-5000ですが、 ちょっと前からうちには情報入ってましたが、やっと発売となりました。   当院で使ってる総合電機刺激装置ES-520の後継機種になります。 この間にES-530、ES-525とマイナーチェンジをしており、金額的には250万を超える治療器です。   まだまだ世の中では「手技が一番!」と思ってる人や「電気はね・・・」と思ってる人が多いので順を追って解説していきたいと思います。   まず、当院使用のES-520ですがこちらを初めて知ったのは今から13年ほど前に東京都柔道接骨師会本部で行われた物理療法セミナーでした。 各メーカーを呼んで、それぞれの物理療法の特徴と製品のデモをするという講座で、伊藤超短波、チューオーが来ていたように記憶しています。 チューオーは主に温熱療法というくくりで、オンパーとマイクロウェルダーの紹介。 オンパーはとても良いのですが、場所の関係上都会の治療院レベルでは厳しいですね。 うちはその代りにゲルマニウム温浴器を使用しています。 いつかこの温浴器に超音波を発生させる装置を後付けでみたいなことを考えています。 主に、手首・足首の外傷、骨折後の浮腫の軽減に効果的です。 マイクロウェルダーは適度な「振動」と「温熱」、そして「磁力」が発生します。 検磁器といって、中にピップエレキバンのような磁石の玉が入った筒を近づけると、パッドより放たれる強烈な磁気により中の磁石が動き回ります。 こちらも主に浮腫の軽減に用います。 当院では女性の「むくみ」というお決まりの悩みに対し、これをよく使います。 この温熱と振動が心地良さを演出します。 伊藤超短波は主に電流についてのレクチャーを行い、当時出たばかりの最新機種だったES-520のデモを。 中でも衝撃的だったのはハイボルテージでした。 この頃は開業間もなく、メインはカイロプラクティックによる手技とカッピングでしたので、このハイボルテージを受けて最初に思ったのは、リスクの高い首の矯正はこのハイボルトで行けるかも、と思ったのが物理療法にのめり込むきっかけとなりました。 まだまだ保険診療どっぷりで、大型低周波治療器や牽引、ウォーターベッド主流で、干渉波が最先端とか言ってたような頃、すでに自費診療を行っていた自分にはとても興味深い体験でした。 接骨院ではたった10分程度のマッサージを回すための時間稼ぎでしかなかった電流治療を、たった一人のために250万以上のお金を費やして施術することはものすごいリスクでした。 一番迷惑だったのは家族ですね。 しかしこの時期があったので今があるわけで。 まあ、ハイボルテージのために250万払ったというようなものです。 総合電機刺激装置というくらいですから他にも、干渉波やマイクロ波、微弱電流にTENS、ロシアンカレントなどの電流もあるのですが、一番使ったのはハイボルトとEMSです。 その数年後にES-530という製品がリリースされ、こちらからは3Dという「立体動体波」という電気刺激が組み込まれるようになりました。 さらにES-525というマイナーチェンジ番とでもいいましょうか、立体動体波を2チャンネル使えるタイプも出ました。 ES-520以降にこの手の電流に興味を抱いた人には250万は出せても、立体動体波だけのためにまた250万出すのは正直かなり抵抗がありました。 常に思っていたのは、それぞれハイボルテージだけ、立体動波だけのコンパクトな機械を50万くらいで出してよとメーカー所長に言っていたものでした。 そう、自分がES-520を導入した時の所長は中山さんで、そのあとすぐに後任の佐々木さんがずっとうちの担当でついてくれていました。 つい去年まではハイボルテージとこの立体動体波がこの2機種の強みでしたが、なんと宿敵フィジオさんがラジオスティムに続き、ご法度のハイボルテージ単体をリリースしてしまったわけです。 しかもハイボルEMSモード付。 やはりハイボルだけ欲しかった人には売れるよな。 250万出さないと買えなかったのが1/5の金額だもの。 おれも買っちゃったよ。(笑) でもこれは大会やセパタクローなどの現場サポート用です。 他にコンパクトなカッピングポンプセットとラジオ波(RFサーマボーテ:メビコジャパン製)、微弱電流フィジオナノも。 残るは立体動体波がこの刺激装置の肝。 相変わらず、立体動体波のみ2チャンネル使用の機器が出るのを所望しておるのですが。 満を持して、出ましたね、ES-5000! ES-550と来るのかと思ったら飛び越えました。(笑) ここからがレビューとなります。 まず外観。 写真ではわかりづらかったボディはガンメタリックにシルバーという今までのイトー製品にない色使い。 更に無駄に怪しくブルーのライトがバキュームと通電時にダイヤル周りがぼんやりと光る。 最初、オーディオ機器かと思った。 昔持っていたソニー製のビデオデッキ、ベータプロを思い出した。 正直、このデザイン好きです。 520の頃から比べると、デザインが流線形に変わりつつ、色もメタリック調になっています。 フィジオ製品がメタリックなワインレッドを基調としているので、それを意識してるのかな?という気もします。 流れとして、お堅い医療機器のイメージより、よりスポーティだったり見た目も重要視されるようになってきたというのはある意味興味深いです。 こうなると、お店の内装や照明なども凝って、より自費を取りやすい雰囲気を演出するのがいいように思います。 今回は1週間のデモでしたので、立体動体波と3ーDEMSのみに言及させていただきます。 そうそう、スティックの導子もどんどん進化して、ダイヤル回さずに手元で操作でき、タイマーやボリュームも導子に表示される機能まで追加されていました。 これはカッコいいし、使いやすい。 さすがに530、525で色々試して培ったノウハウが活かされてる感じです。 当院では全くなかった立体動体波の刺激は、来院された方の全員が満足され、いつ導入するのかを何度も聞かれたほど。 まず、今までは痛みや、つらい個所にラジオ波➡超音波&ハイボルテージを入れていましたが、今回は敢えてほとんどの方に立体動体波とカッピングのコンビネーション15分で結果を診ていきました。 「とにかく軽い!」、両手をベッドについて起き上がろうとする瞬間にそう言いだす人が数名。 寝違えの患者は「痛みがない、後ろ向くのに動きがよくなった」 腰痛の人や仰向けのカッピング希望の人には3D-EMSを。 これはメビコのボィセラを組み込んだものだろうと予測した通りだった。 要はボデイブローを順番に回転しながら食らうような感じ。 とにかく電流刺激はどれもより滑らかで、受けていて心地が良い。 恐らく、初めてこれらの装置による施術を受けたら、皆電気治療という概念が吹っ飛ぶことだろう。 確かに10数年の歳月を経て、確実に進化している。 自分が520の頃から使っているから尚更その価値や真価がわかる。   未だ、この520でさえうちでは現役、そして皆驚くわけだから、この機械も今後10年は安泰だろうな。 この5000にはなくて520にだけある電流もある。 単に5000は一番使い勝手が良く、費用効果の高い電流のみに集約されたといってもよいかも。 そうそう、いいことばかり書くとメーカーから何かあるんじゃないか?と思われるので今のところ気づいた惜しい点をひとつ。 実はこれらの機械、共通して本体とは別に電動のポンプユニットがある。 セットのようだが、アクセルガードでも対応可能なので本体のみの購入も可能。 ちなみに当院はポンプユニットなし。 何故か? 高いから。 ポンプのみで60万ちかくする。 協会推奨のカッピングパルサーセットがなんと2台も購入できる金額。 吸い玉ができるならまだしも、この本体とセットで初めて機能をなすため、手間を惜しまず、まめにアクセルガードを交換すれば60万のポンプは必要ないわけだ。 しかし、この5000で立体動体波を使うならこのポンプユニットは必須。 アクセルガードでは3枚づつ貼ることになり本当に手間なのだ。 で、何が欠点かというとこれ、3Dモード以外に通常の2Dモードも切り替え可能。 そのため、内蔵ポンプが従来1基だったのに対し2基で対応する。 いづれかを選択すると、残った吸引(実は吸引ではなく吹き付けという事らしく、カッピング使う原理とは逆のようだが、いまだ理屈がわからん)カップもずっと吸引しっぱなし。 それぞれ独立したスイッチがあればいいのにと思った。 音がうるさいので平らな場所にくっつけてしまうか、カップ同士をくっつけると静かになります。 メーカーでも一応音が静かになるような対策を思案中だそうです。 そう、当然超音波のコンビネーションも今後主流になるので、これにはUST-770が必要となります。 ボデイも5000を出すのがわかっていてのデザインということですね。 自分が持っているUS-750は当然非対応なのね。 色も違うしね。   ということで、スティックを使ったフェイシャル等はまたの機会に。 これから開業するなら温熱(ラジオスティム)ペインコントロール(ES-5000)筋膜リリース(カッピングパルサー)は3種の神器となりそうです。 もうね、当分手技の出番ないですよ、本当に。 もうすぐ、うちも完璧なオートメーション施術が完成しそうです。        ...

先日、7月23日の日本吸い玉協会、きくち式カッピング認定中級講座が終了いたしました。 カッピングとしては部位別、うつ伏せ以外ということですが、   テーマは「スポーツ」と「自費」です。   今回進まれたのはまたも柔道整復師の先生方。   このところ柔道整復師の先生が増えてるのは、やはり同じスタンスであったりと共通項が多いからなのですかね。 非常にやりやすかったです。   今回も1時間オーバーでなんとか終わらせた感じです。   ざっと内容を書き上げてみます。   ・初級のおさらい~リーブ法、ウェーブ法の実技 ・きくち式カッピングの導入にかかるコスト ・自費治療と集客のポイント ・「治療」と「メンテナンス」の違い ・スポーツターゲットの優位性 ・導入後の新規メニューの提供法 ・集客ツールについて ・きくち式オリジナルメニュー ・きくち式回数券販売法 ・クレジットカード決済の導入 ・ホームページ、SNSの利用法 ・SEO対策 ・日本におけるスポーツ競技人口 ・間違ったセルフケア ・アイシングの生理学 ・きくち式ケガの処置RHMICE ・微弱電流(マイクロカレント)について ・フィジオナノ紹介 ・ケガの回復に使う超音波治療のタイミング (サーモグラフィーでの観察) ・超音波&ハイボルテージ体験 ・スポーツ現場での機動性が高いフィジオアクティブの紹介 ・EMS体験~シックスパッド、回転式EMS等 ・うつ伏せ以外のカッピングについて ・きくち式ストレッチ法 ・骨盤調整法~ブロック、ドロップテーブル、手技によるローリング ・猫背調整法~ストレッチポール といった内容で10時から怒涛の勢いでしゃべりまくりました。 特に次回の上級講座に繋がる肝、筋膜リリースに必要な知識をデータとともに解説させていただきました。 なぜ筋膜リリースに温熱なのか?なぜ深部加温が必要なのか?だから吸引が有効なのだ、みたいな感じです。 最新のイトーES-5000は間に合いませんでしたが、今機の新機構でもある回転式のEMSの予測をメビコのボディセラだと睨み、体験をしてもらいました。 現在デモ機が来ており、自分の思った通りでした。(笑) こちらについては後日レポートします。 新しいコンビネーションが誕生しそうです。 よく話に出るロナウドのシックスパッドも体験してもらい、それぞれの違いなども理解してもらいました。 終了後に受講終了証を授与。 初級とはデザインが違います。    まるでトレカですね。 上級もデザインが異なります。 次回、上級講座受付開始しました。 次回初級講座は年明けを予定しております。  ...

昨日は第五木曜ということでいつものデイサービスがお休み。   なので久しぶりに休もうと休院予定でしたが、やはり予約が入ってしまい3名治療しました。   一人はうちのリーフレット等でお世話になっているデザイナーさん。   週末に陸上のレース出場とのことで、肩胛骨周りの違和感を取り除く治療を行いました。   施術は、ラジオ波、スライドカッピング、リーブ法、超音波コンビネーションです。   そのあとは中国人の新規カッピング希望者、男性2名。   何故か中国の方は男性二人組で来院してくる。   理由を聞くと、だいたい友達と一緒に行動することが多いそうで、一人だとつまらない、寂しいからなどと話していた。逆に「他の人は皆一人で来るんですか?」と聞かれたくらいでした。   カッピングは中国で経験済みとのことでしたが、一応きくち式カッピング流にインフォームドコンセントをおこなう。   中国では基本、火缶法といって映画「カラテキッド」のジャッキー・チェンが行うような火を使ってカッピングします。   海外でも電動ポンプを使用するのはまれなようです。   そんなこともあり、海外から当院のYouTubeが注目され問い合わせがきます。   今回は二人同時にカッピングを行い、足にウェーブをかけたら、やたらうけていました。   面白かったのは「シャツから出そうなところはカッピングしないでください。」と言われたこと。   男性で、慣れてるのに恥ずかしいのかいと笑ってしまった。   彼らも学生でノリがよく、会話はポンポン弾んでいました。   終了後に感想を聞くと、「中国ではこんなに細かく何回もカッピングをやらないし、背中以外はやらない」そうです。   どうやらカッピングとマッサージというのが基本スタイルで、鍼とセットというのは日本独特のようです。   むしろ治療というより、疲労回復のためのリラクゼーション的な位置づけでやっているようです。   ただカッピングの方法に問題がありました。   彼らが言うには、カップは同じ個所に着けたままで60分~120分という具合で施術をしているそうです。   だから このような事故が起こるわけですね。 治療後の過ごし方で、「お風呂はダメですか?」と聞かれ、むしろ入ったほうが早く跡が消えると伝えると、二人して「中国ではまるで逆だ」と顔を見合わせて驚いていました。   真空圧をコントロールできる電動ポンプのウェーブ法に感動し、足も気持ちが良いということを始めて知ったようで、また来ますといって帰っていった。 近いので多分また来るだろう。   しかし、圧力のコントロールの利かない火缶法で、同じ個所に1時間以上もカッピングをすれば水疱なんてザラだろう。   彼らは水泡ができること自体を「良いこと」だと勘違いしている。   日本でも中国式の吸い玉療法が根付いているので早いところきくち式カッピングを普及していかなければと強く感じさせられる瞬間だった。   次回のブログは吸い玉の歴史の始まりと伝来について掲載します。   吸い玉は中国発祥だと思っている方、ほとんどだと思いますが、答えは違います。   次回をお楽しみに。          ...

今日は大阪の枚方警察署から吸い玉に関する問い合わせがきました。   先月の岡山警察に続いて2か月連続!   吸い玉、カッピングが認知され広まるのはいいけれど、ちゃんとした知識や経験もなく始める輩が増えることによる弊害も困りものです。   とは言え、こういう問い合わせやテレビ、新聞取材などが来るのも「日本吸い玉協会」という看板、ブランドのおかげということでもあります。   今回の問い合わせ内容は一般にお伝えすることはできないので、協会スタッフと認定講座受講生にのみお伝えいたします。   そもそも吸い玉療法に関する書物も少なく、どれも古い時代の東洋医学によるものばかりで、現在の医学に照らし合わせると全く辻褄の合わないことが幾つもでてきます。   きくち式カッピングは、昭和の頃にあった吸い玉療法の専門学校を現代版にリニューアルした形で再現することを目標にしています。   これから少しづつ内容をご紹介していきますね。   「ちゃんとした」カッピングを勉強したい人が集まってきています。   進化したカッピングを教えることができるのは世界で僕だけです。   中級講座も今日で2名申し込みがありました。   あと3名、お待ちしております。   7月末にまたお会いしましょう。  ...

先日、無事に日本吸い玉協会認定 きくち式カッピング初級講座の2回目が終了いたしました。 前回が九州と北海道からと遠方からいらっしゃったり、当日にギックリ腰になられ欠席というハプニングもありましたが、今回は定員5名きっちり。 みなさん関東近辺の方で遅刻もなく定刻通りきっちりスタートすることができました。 ここ最近の受講される方の傾向ですが、断トツ柔道整復師の方で男性が増えました。 それとトレーナー業をされている方。 以前はエステサロン系の女性が大多数でしたが、去年のリオ五輪のマイケル・フェルプス選手の影響や整骨院の保険診療報酬の問題も重なったことが要因だと思われます。 当然吸い玉療法は民間療法ですので、保険診療の対象にはなりません。 完全な「自費」扱いです。 世の中の施術で色々ある中、引圧による刺激は本療法のみ、しかもマッサーッジや効果のよくわからない手技が横行する中で、施術自体の様子が吸い玉を吸着させることで見た目にも感覚的にもインパクトがあり、吸われるといった感覚がストレッチに近いため、「適切な」施術を受けた方は虜になります。 施術後も特異な溢血斑という色の反応により施術をされた感を見た目でも実感でき、現在少しずつですが、インスタグラム等で施術の跡を公開する方が増えだしています。 何より他の施術との大きな違いは施術する側の負担が極端に少ないことです。 60歳過ぎても、ひたすら60分マッサージして2980円とか、続けられますか? 自分は柔道整復の学生時代、つまらない授業中や仕事(研修)以外、ずっと自分が疲れずに慈悲診療を行えるスタイルを模索していました。 その頃、同期はただ漠然とトレーナーになりたいというようなことを言ってる人が多かったように思います。 今から17年以上前の話しです。 もちろんその頃は街に整骨院など2~3院あるかないかくらいで、それこそパソコンやネットも普及していませんから、治療院でのホームページなど皆無の時代です。 そんな時代に阿佐ヶ谷の実家を改造して法定面積ギリギリのスペースで開業し、ホームページを開設したことで、いきなり渋谷から20代の会社員がギックリ腰で来院したのをきっかけに地域密着型という概念をひっくり返し、今では海外からもうちのカッピングを受けに来るリピーターが出るようになりました。 こういうと、このようなことを言ったり書いたりしている怪しいコンサルなどのネット広告が多くありますが、よくその人たちのホームページを見てください。 1分で○万円の施術とか言ってる割りに必ずといっていいほど毎月何名限定初回2980円みたいなことが大きく出ています。 何名来ようが受け入れる側は「まだあと1名あります」といえばずっと2980円で集客はできます。 そんなことよりゴッドハンドとか言っておきながら、そこまで自信あるのになぜディスカウントする必要があるのでしょうか? うちは一切ディスカウントしません。 人の心理ですが、2980円でその商品を買えば「2980円にしては高い」または「安い」「それなり」という判断をします。 なので10000円の商品を売るのは到底ムリです。 自分自身に置き換えてよく考えてみてください。 僕の行う講習会では当然のごとく集客と自費診療というものが根底にあっての吸い玉療法の講座を開講しています。 こんなに自費移行のなんちゃってコンサルが出る前から自費講習会の依頼を何社からか受けたこともありました。 やらなかったですけどね。 それと地方と都内、特に23区内では全く事情が違います。 出てくるコンサル、成功した事例など都内はほとんどみないですよね。 情報量の差です。 地方の方が情報やライバルが少ない分、新しいものをやったもの勝ちになります。 ところが都内23区は激戦です。 講習会に参加する方々阿佐ヶ谷の激安なんちゃってマッサージ店の多さや整骨院の多さに驚かれます。 駅前だけでも、北口と南口で10数店あります。 異常ですね。 こういう中で皆必死に広告を出しまくっていますので本物の情報もインチキのキャッチ―な広告に埋もれてしまうわけです。 これを目立たせるには地方以上に広告費の上乗せをしないと上位にあがってきません。 結局いくら集客してもやはり薄利多売なので、講習会などで売り上げの帳尻合わせってのがいいところだと思います。 まあ、長くは続かないでしょうね。 うちはマイペースでずっとやっていきます。 開業以来、自費もどんどん目標に近づき今では初診9720円。 17年前の学生時代の目標は1回最低1万円の治療でした。 ほぼ達成です。 混合診療の一部の自費を自治治療と言ってるのと、はなっから完全自費治療なのとは全く質が違います。 この違いがわかりますかね。 僕の講座ではこういうことも伝えています。 本当の差別化とは? 自費治療とは? 誰にでも簡単にできるとは言いません。 簡単にできるものは差別化にならないからです。 自分で吸い玉をセルフケアとして始める➡誰にでも簡単にできる 人に業として吸い玉を行う➡簡単にはできません 業として差別化した吸い玉を行う➡誰にでも簡単にはできない ということです。 だから4つの講座は基礎の基礎です。 毎回限られた時間内でできるだけ多くのことを伝えようとするのでちょっと早口になってしまったり、時間オーバーなどざらですが、こちらの熱意は毎回伝わってるようです。 次回の中級講座は7月23日です。 受付開始いたしました。 初級講座を受けられた方の参加、お待ちしております。  ...

7月2日(日)JR三鷹駅前のイベントスペースHammockにて「マクラウド仮設店舗」開催。 今回延寿堂も初のディーラー出店いたします。 11時スタートです。 ハイボルテージの「フィジオアクティブ」を使ったワンコイン治療もやります。 是非遊びに来てください。  ...